ここまでの野育園 -たんぼ編-

ファームガーデンたそがれの今季の作付けはこんな感じになりました。

・水稲150a(うち10aをたそがれ野育園として利用)
・大豆40a
・ブルーベリー25a
・枝豆20a
・その他野菜畑30a(キッチンファームとして利用)
・緑肥〜秋蒔き小麦30a

これまでとそれほど大きな変更はありませんが、今後の小麦の中規模栽培を目指して、現在秋蒔きに向けて整備中です。枝豆の後作にも小麦を考えています。

野菜類もこれまで同様の規模で作付けしていますが、今季はなんといってもキッチンファームとしてみなで手がけているので、いつになく順調に植え付け後の管理までできています。

たそがれ野育園ここまでの進捗を綴っておきたいと思います。まずはたんぼ編。

田植え前の不耕起水田の整備

4月に草取りをして整地し、種をまいて、田植え、除草というところまできました。

今季はたんぼへの参加者が17組50名ほど。この5年ほどは入れ替わりがありながらも同程度の規模の参加者が来てくれて、安定して1枚のたんぼが利用できるようになってきました。参加者のうちの半分が継続の参加者で、半分が新規参加者で、県外(首都圏)からは二組。高速バスで通ってくださったり、飛行機や車で来る方もあります。

6月18日 今季3度目の草取りに横浜からバス通いの保田さん
早稲田大 大隈塾ストーンスープのみなさん 1回目の除草
除草前の大隈塾のたんぼ

今季の参加者のみなさんは本当にマメにたんぼの草取りに来ています。継続して3年以上の経験者さんは、「去年、草取りをサボって夏に来たら、一面雑草に覆われた稲を見て、これはもう無理と思った。まだ草が小さいうちにこまめにが大事なんですね。」本当、その通りです。最初のうちのまだ発芽したばかりの雑草は、手で泥を撫ぜるだけで浮いて取れますが、徐々に根が深くはいり、体が大きくなると引き抜くのも大変な労働になります。

なので、草が見えていなくても、来るたびに土を混ぜておくだけで、抑制効果があるし、そのことで土もどんどん柔らかくなり管理のしやすい状態に変わってきます。

稲が葉を広げて、田面を覆い隠すぐらいまでに育つ間は、手を入れてあげること。そこまでやれば、その後の草取りは不要になるものと考えています。だいたい6月初旬〜7月初旬頃までの期間でしょうか。

現在の稲姿
手前に植えているマコモとオオカサスゲも繁茂




手作りの看板の様子

今年は、みんなに混ざって我が家の長女も一人で1区画(10平米)の稲作に挑戦。「一人でやるのはイヤだけど、みんなが来るならやる!」といって、田畑に人が集まる日を毎週楽しみにしているようです。ここまでは除草もまずまず。

降雨の少ない初夏の水田ですが、ぎりぎりのラインでため池の水位はまだあります。今後の天候を心配しつつ、豊かな実りに向けて時間を重ねていきたいと思います。

みんなと混ざって長女も草取り