梅雨どきの豆しごと

いつもこの時期になると豆類がカビてしまったり、虫がついてしまったり…。

梅雨時期は、穀類にとっては過酷な時期です。

色のついた豆類や小豆などは、専用の選別機がないので、すべて手刈り→足踏み脱穀→唐箕選→自然乾燥→手選別と冬期の農閑期を利用して大事に食べられる状態までもっていきます。

自然乾燥と言っても、春や夏のようにカラッとしたお天気に外で天日干しというわけには「秋田では」できないので、ざるに広げて、マキストーブの前でじっくり乾かしていきます。

ビニール資材についての問題は、最近の大きな課題として社会的にも叫ばれるようになってきましたが、今のところ、梅雨どきの虫の発生の恐れがあるので、販売用は真空袋に入れています。

赤大豆

冬のあいだにすべて選別して袋詰めできたら良いのですが、途中で紙袋のままそのままにしていたりすると、この時期にダメにしてしまいます。そういうわけで、田畑の忙しい時期ではありますが、雨空を見て、残りの豆をすべて小分け放送して、残ったものを瓶詰めしました。

赤大豆、小豆、極小黒大豆、秋田みどり、岩手みどり、潟上黒、井川黒。粒が小さい豆ほど選別に苦労します。

たそがれの豆シリーズ

大豆は、納豆、豆腐、味噌、醤油など和食には欠かせない食材のひとつ。しかしながら、その5%程度しか国内生産できておらず、ほとんどは海外産というのが大きな問題だと考えています。豆乳、もやし、手前味噌、酢大豆、呉汁、納豆など近年の技術で家庭で加工できるものもかなり増えました。

ぜひ、みなさんの食卓にも取り入れてみてくださいね!