今年からはじめた たそがれ野育園キッッチンファームでの今日はやりたかったトマトケチャップワーク。
キッチンファームは初年度にもかかわらず20組50名を超える方々にご参加いただいています。
取りきれずに、食べきれずに、売り切れずに困るものは一工夫して保存食に。
野菜”販売”農家からの離脱は競争主義の近代農業からの卒農。
みんなが生産に帰農できるようになるための場づくり。
市場価値としては価格のつかないものもここにはたくさんあるはず。こうした体験そのものに価値があると考えています。
誰が食べるかも分からない不特定多数への食糧供給から相手の見える相互関係のある自給農へ。
売らない選択肢を持つことで、農の在り方そのものから替えられる気がしています。
強制的な農への関連づけには反発も多く生むことになるだろう。世界的な皆農を目指す上で、仕組みを創る事が求められていると思います。
共感を呼ぶ農であるにはどう在るべきか。
自分が食べたいと思って育てた作物を食べてもらいたい。その自分から一枚脱皮できそうな感触。
10年の祈りに似たプロセスが実りそうな初秋。コオロギやバッタの音をまた美しいと感じることができました。感謝。みんなのおかげ。