稲刈りあいまの小麦播き

9月20日すぎ頃から稲刈9月20日頃から稲を刈りはじめて、10月1日に小麦の播種。小麦の播種期はちょうど稲刈りと重なることになりそうです。

以前、大豆か小麦かその1大豆か小麦かその2、で書いた通り、現在たそがれでは水稲と大豆の作付け以外に小麦も中規模程度(50a〜1haほど)の面積で栽培してみようと試みています。

夏に収穫できた30kgの「ゆめかおり」を元手に、今季は35aほどの農地に小麦を播種しました。

小麦は秋作のため、早生作物であれば春作の後作として作付けができます、そのため今季は早生枝豆「湯上り娘」を栽培した後や、緑肥としてクロタラリアを作付けした後や、春先からあらかじめマルチをして熱処理した畝をつくっての3パターンでそれぞれ条播きとバラ撒きを試みることにしました。

播種方法として断然楽なのは動力散布機を利用した全面散布。ですが、種をたくさん使用しなければならないことや播種後の管理が不能という点で不安が残ります。その点、条播きした畑は中耕が可能となるため、多少条間に草が生えたとしても処理することができそうです。ただし、大豆と同じように70cm程度の条間では広すぎるのでは?という感覚から、今季は40cm程度の条間でやってみることにしました。(そのために昨年、大豆用の古い播種機を譲ってもらったのです)ただし、40cmの条間を中耕できるカルチャーがないので、自作するか探すか、それまでは手鍬での作業となります。あるいは、大豆と同様か少し狭い畝50〜60cmの条播きでやれば、管理機での中耕除草は可能です。

この秋は比較的雨も少なかったので播種後、停滞するような強い雨もなかったので順調に育ち、現在50日が経過。3葉で降雪を迎えることになりそうです。

条播きの小麦畑
全面播種10日後
条播き14日後

背中に羽をつけたパン屋のお兄さんは薪釜ベーカーkabochaの藤原さん。種まきするなら手伝いたい!と言って、今回も畑まで駆けつけてくれました。

藤原さんが撒いたのはライ麦。この畑は春にマルチを施していた低畝に、ばら撒き散布してみることにしました。下は、管理機で2条に播種している様子。この間隔でいけば、大豆の様に中耕できます。

カメラを向けるとしっかり目線をくれるちょっとお茶目なkabochaさん。ばら撒きと条播きを体験していただいて、今後の栽培経過もきっと楽しみにしてくれるはずです。今季の播種後の経過や中耕管理の経過を観察して、どのようなやり方が良いかまた来年に向けて経験値を上げていきたいと思います。

種で残った5kgの小麦。石臼で挽いてみようと思います。

残った玄麦
播種後50日経過