沼山大根のいぶりがっこ 収穫〜洗い、燻し

今期はたそがれ野育園・キッチンファームの大根として取り組んでいる「沼山大根」まずは第一弾の収穫といぶしまでを行いました。

小屋の仕上げとして、室内に大根を並べる棚をつくりました。昨年教わったいぶりがっこうの先生たちは、ワイヤー入りの縄で大根を編んで吊るしていましたが、その縄もなく、編むのも時間がかかるなと思って考案したのがこちら。

大根用の棚

コンクリート補強用のワイヤーメッシュ。1枚478円@コメリ。7枚使用で、総工費3,000円でいぶし小屋が完成となりました。メッシュのピッチが150mmで棚穴の数は全部で250ほど。250本の大根が干せることになります。

ワイヤーメッシュ

いよいよ完成ということで、燃焼試験をしてみることに。古トタンの穴から中の日の様子が見えて楽しい。小窓を設けなくてもこれで空気穴は十分でしょう。

試験燃焼

さて、畑のほうは里芋掘って、大豆も刈り取って、残すは大根とネギぐらいとなりました。(残渣やマルチの片付けはまだありますが)

先週末は待ちに待った沼山大根の収穫。まずは、800本ほど植えた大根の約半分を選んで抜いていぶりがっこ用にすることに。

こどもたちも大根引き抜いて、力一杯手伝ってくれました。






なかにはこんな形のも

ここまでで午前中の仕事で、お昼をはさんで午後はみんなで大根を洗います。すっかり冷え込んだ空気のなか、水路に浸かって大根を洗うみんな。こどもたちも水に入りましたが、冷たくてすぐにギブアップ。その後は大根運びとカットを担当してくれました。

土を落とすと綺麗な青首
紅葉が綺麗

洗った大根を小屋内の棚に並べていくみなさん。1ピッチに1本と思っていたのですが、大根が思ったよりも細く2本入ったので、全部で500本分の燻蒸ができることになりました。大根は400本ほどしか掘っていなかったので、もっと掘っても良かったかな〜と。でも残りは他の使い道を考えるとして、まずはこれでやってみることに。

棚に整列していく沼山大根

燻材として調達したのはりんごの伐採木と、ミズナラらしき材料。半乾きの状態で、表面は濡れていますが、これくらいでちょうど良いのかなと思ったり。少し割って着火しやすいところも作っておくことにしました。りんごの木は同じく沼山大根を育てている河辺式田の遠山桂太郎さんの口利きでりんご農家さんから分けていただきました。ミズナラらしき材料は、近くの山で倒れているのを玉切りにして運んできました。

ミズナラのりんごの燻材
火入れ

いよいよ着火。こどもたちも興味深々です。目がいた〜い!
しっかりと着火を確認して入り口の戸を閉めました。真夜中に一度火の様子を見て翌日。もうすでにいぶし色がまわってきているじゃないですか。

翌日

それからもう一晩燻し、二晩燻し、、、

4日目の朝。雪が横から降りつける日になりました。

ほら大根はこの通り!

続けざまに遠山さんの沼山大根を投入して、第二戦の始まりです!
遠山さんの沼山は首が細く長くて美しい。