春からのキッチンファーム(1) の続き…
種をまいてハウスで育てた苗が大きくなるまでは、畑の畝作りや露地野菜の種まきなどをしました。早々と育ってきたのがミックスサラダリーフ。レッドロメインレタスやコスレタス、水菜、グリーンリーフ、ケール、春菊、パクチーなどの様々な葉物野菜の種を混合してまきます。畑のすみや、プランターで育てても重宝しますので、家庭菜園におすすめです。今年は、絹さやエンドウなどの露地野菜のカバープランツ(表土被覆)として混植もしてみました。
続いて、里芋の定植。里芋の種いもはハウス内で越冬休眠させ、暖かくなったら苗床を作って芽出ししておきます。芽が出てきたところで、畑に植え付けます。5月初旬になると田植えも目前に迫ることから、田植えとの作業タイミングをずらすため、一斉に植え付け開始となります。
畑に集まった子どもたちが集まって遊びを発明し、笑い転げています。
里芋に続きトウモロコシ。今年はもちとうもろこしとスイート種を育ててみました。肥料要求度が高いので無施肥ではなかなか難しい作物ですね。
落花生やかぼちゃ、スイカ、オクラなども5月中旬には植え付けしました。
その翌週には枝豆、早生種、中生、晩生と3期獲りを計画したのですが、最初に播いた枝豆は鳩に全部食べられてしまって、後から播き直しました。
みんな枝豆大好きなので、欲張りしてもっと植えます。
大豆、小豆はマルチを使わずに管理機とゴンベエでは種しました。大豆の畝が10本(50m)、小豆は6本ほど。収穫見込み量としては大豆が100kg、小豆が50kgほどでしょうか。くらかけ豆や赤大豆、極小黒大豆などの色付きの大豆も畝の端を使って栽培してみることにしました。
みんなでの畑しごとの後のお楽しみが、お昼のぬかくどご飯。ぬかくどとは、米糠を燃料にした竈門(かまど)のことで、たくさんメンバーが集まる日は大きな鍋でご飯を炊き出して、おかずは一品ずつメンバーが持ち寄って食べるようにしています。今回は、漁師の山本さんからお魚が届いた翌日ということもあって、スペシャルバージョンの「鯛飯!」残り火で、ホッケの一夜干しも焼いてみました。
5月は様々な野菜の植え付け時期となるため、毎週末が活動日でした。大勢が集まるような日は大きな畑の植え付けをみんなで、少人数の平日は小さな畑をコツコツ育てるようにして、皆で畑を作り上げていく工程を思い返してもワクワクします。僕が田んぼの作業などで一緒に活動できない日も、メンバーが各自でできるしごとを考えながら、着実に歩みを進めていきます。つる性の豆類やきゅうり、ゴーヤなどの誘引支柱の組み立ては、なかなか手間のかかるものですが、ちょっとずつ組み立てて見事な立体菜園に仕上がってきました。
5月後半になると、4月中に播いたじゃがいもが発芽、土寄せと除草を兼ねて、管理機を入れます。細かいところまでは機械でできないので、手直ししながら、たくさん芽が出ているところは間引きして仕立てていきます。
6月に入ってからはいよいよトマト、ナスなども植え付けほぼここらで全ての植え付けが完了しました。
前週播いた大豆と枝豆も無事発芽が揃っていたようでした。
芽が出たら次は雑草との競争となりますので、最初だけ草に負けないように手入れしてあげます。マルチを使っていても草は出てきてしまうので、一本一本、人穴ずつ手除草していきます。
写真が多くなってきてしまったので、続きは3に書きます。
6月も中頃になるとほら!こんなに苺も赤くなりました。